■真・女神転生リアルフィギュア(フリュー)アリス&ジャックフロスト/マザーハーロット

 















第3弾からあまり間を置かずに登場した第4弾。こんなマニアックな題材にもかかわらず根強い支持があるようで嬉しい限り。
今回はいつか出るだろうと誰もが思っていたであろうアリスとジャックフロストに誰もがまさか出るとは思っていなかったであろうマザーハーロットの組み合わ せ。
これまでの女っ気の無いシリーズに反省したかのような女性悪魔尽くしでお送りします。片方骨だけど。






































おなじみ箱
アリスの方は某クスで買ったのでシールがついてます。剥がすのもちょっと怖いのでそのままです。
箱裏のセリフもそれぞれのキャラのイベントでのセリフが使われています。





















アリスの箱の底面にはジャックフロストがいます。
この異様なこだわり














・アリス&ジャックフロスト

ド定番悪魔同士の組み合わせ。特にジャックフロストは最高に出来が良いです。








しかしフロストでかいな。というか、このシリーズの他のフィギュアと並べるとアリスもやたらでかいですが。








というわけでのアリス単体。
元々シンプルなデザインをシンプルに仕上げただけに見た目の印象は結構地味。





















雰囲気はよく出てるし、髪の塗装もなかなか凝ってますけど、これまでのシリーズの悪魔と比べるとやはりちょっ と寂しいかな。







で、肝心の顔。
これがなかなか判断に悩む所。今回のアリスは近年のイラスト(箱にも載ってる横向きのやつ)を元に立体化されてるんですけど、横顔しか描かれていない絵を 元にしただけに、特に正面から見たときの顔はなかなか違和感あり。
アリスというキャラの印象に比べると大人びすぎている感じがします。















今回はかなりよく見えるアングルから顔を撮ってみたつもりです。










つづいてフロスト。
こちらはまさにフロストそのもの。今にもヒーホーとか言いそうな出来映えです。
























どっから見ても出来が良いです。
















フロストはまあ、作るのがそう難しいキャラというわけでもないでしょうし、結構たくさんあるフィギュアのどれ もが良い出来なわけですが、そんな中でも今回のフロストはマスターピースな一品ではないでしょうか。








ワンコインのアリスと。
スーファミ時代のアリスとプレステ以後のアリスって感じでしょうか。







フロストもワンコインのものと。
当然どちらも出来が良いですけど、今回のもののほうがフロストのイメージに近いかな。















・マザーハーロット

新約聖書「ヨハネの黙示録」には"七つの頭と七つの王冠、十の角を持った怪物"が登場する場面が3つある。

ひとつは第12章。聖母マリアとその子イエスを暗喩していると思われる女の前に現れる"赤い竜"である。この赤い竜ははっきりと「悪魔であるとか、サタン であるとか呼ばれるもの」であると明言されており、その後登場する同形の怪物とは違うものであることがわかる。

ひとつは第13章。海から上がってきた怪物には角が十本、頭が七つ、十の角には王冠があり、頭には神を汚す名がついていた。この"怪物"は容貌においても "赤い竜"と
区別されており、その姿は豹に似ており、熊のような足と獅子のような口を有していたという。先の"赤い竜"はこの"怪物"に己の力、位、権威を授けた。 「誰がこの怪物に匹敵しえようか。誰がこの怪物と戦えようか」とまで言われるこの"怪物"こそが有名な"666の獣"である。

そして第17章。御使によって荒野に連れて行かれた「ヨハネの黙示録」の著者ヨハネはひとりの女が赤い
"七 つの頭と七つの王冠、十の角を持った怪物"に乗っているのを目撃する。神を汚す数々の名で覆われた獣に乗るこの女は紫と赤の衣をまとい、金と宝石と真珠で 身を飾り、憎むべきものと自分の姦淫の汚れで満ちている金の杯を持ち、聖徒の血に酔うこの女の額にはひとつの名が記されていた。それは「大いなるバビロ ン。娼婦と地の憎むべきものどもの母」というものであった。
通常、"バビロンの大淫婦"と呼ばれるこの女は悪徳そのものとして地上を汚し尽くす。この女の乗る怪物は水の上にいるが、その水はあらゆる民族、群集、国 民、国語である。恐るべき存在であるが、主の力の前には脆く、続く第18章において焼き尽くされ滅びを迎える。悪徳に浸った人々はこの女の破滅を大いに嘆 き悲しんだという。

有名な話であるが、「ヨハネの黙示録」は古代ローマにおいて迫害を受けていたキリスト教徒がその恨みつらみを世界の破滅と救済というビジョンに転化したも のであるという説がある。
3つの怪物(サタン=赤い竜以外の二つの場面に登場する怪物は同一のものともされる)の共通する姿である七つの頭と王冠も、そのどれもが歴代のローマの皇 帝やローマにある丘を示しているとされる。古代イスラエルを滅ぼしたバビロンと、現在(当時)自分たちを滅ぼそうとする古代の大国家ローマを同一視するの も暗喩としてわかりやすいものであろう。バビロン、そしてローマは反映の象徴であると同時に悪徳の象徴であり、それは皮肉にも、西欧社会が完全にキリスト 教によって治められた後、勃興したプロテスタントたちによってカトリックこそがバビロンの大淫婦そのものであるという批判を生み出すことになる。

女神転生シリーズでは「マザーハーロット」という名で登場する。
ハーロットとは娼婦の意味であり、英語でもバビロンの大淫婦(Whore of Babylon)のことを、
「大 いなるバビロン。娼婦と地の憎むべきものどもの母」=BABYLON THE GREAT, THE MOTHER OF HARLOTS AND ABOMINATIONS OF THE EARTHと表記することがある(いわゆる「娼婦」をあらわす単語が複数あるために表記は多数ある。より一般的なのは"Babylon the Great, the Mother of Prostitutes and Abominations of the Earth."ちなみに、先のwhoreも娼婦を意味する)。
「ヨハネの黙示録」を出展元とする魔人たちの中でも"ラッパを吹く御使"であるトランペッターに次ぐレベルとそれを上回るインパクトを持った強大な悪魔で あり、真女神転生Vマニアクスやストレンジジャーニーなどでその姿を拝むことが出来る。
…いくらスーファミ時代から魔人にはペイルライダー(黙示録の4騎士の内の、"死")がいたからって、明らかにキリスト教系悪魔そのものなマザーハーロッ トや明らかに神の御使いであるトランペッターまで一緒くたなのはいくらなんでも乱暴じゃね、と思わないでもないが、黙示録だけで一まとめになっている感じ はとても良いので細かいことは言わない。














というわけで、ワンコインの続きが出なくなってはや数年。数年振りにメガテン悪魔の解説を書くことがついにで きました!
フリューのメガテンシリーズ初となる、ワンコインではまったく出ていなかった悪魔。それも、かのバビロンの大淫婦ことマザーハーロット!
凄い。出しただけで、いや出そうと思っただけで凄い。そんな悪魔がこうして見事に立体化されて私の目の前にある。いやはや。





















危惧していた通り、怪物に乗っかったママン自体はやはりそんなに大きくないけど、圧倒的なのは怪物のボリュー ム。全身がPVCの塊でとにかく重い。
この絶大なインパクトは是非とも手にとって確認してもらいたい所。














敢えて難点を挙げれば、ちょっと塗装がツヤありすぎというか、ベタ塗りっぽいというか。いっそ上に乗ってるマ マンの服はメタリックカラーで塗っちゃっても良かったのに。
この辺は前弾のベルゼブブの凄い塗装を見習って欲しかった所。
















しかし、やはり造形は凄まじく、出来もすばらしい。
こんなフィギュアが欲しかった。













細かい所まできちんと作られています。いや本当凄い。








ちなみに今回、あまりのボリュームがあるためか、台座が付属していません。











黙示録仲間であるアバドンと、同じ魔人であるマタドールと。
マザーハーロット本体はマタドールより少し大きいけど、基本的にはワンコインと並べるのにちょうどいいサイズだと思います。










並べてみるとやはりアリス&フロストでけえ。
今までの6体も一緒に並べようかと思ったら場所取り過ぎでちょっと無理でした。

結構波に乗ってる感じもするので、このまま続けて欲しいシリーズですが、前回のベルゼブブや今回のマザーハーロットを見ていると、やはりサタンを期待せざ るを得ません。頑張ってくれー













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