・コトブキヤワンコインフィギュアシリーズ・女神転生悪魔召喚録−第2集





   ・ミカエル
  


  


    

 ご存知炎の大天使。熾天使の最高位に属するものにして大天使長。その名は「神に近いもの」。サタンとは双子 の
兄弟だ、なんてこともよく言われたり
 メガテンシリーズでもさぞかし立派な活躍をしている…かと、思いきや、案外不遇。
 2で一悪魔として初登場した後に、真Tにてカオスルート、及びニュートラルルート(は順番を選べるので違う 場合も
あるが)でのラスボスという大役を果たし、その、もう一人のラスボスであるアスラ王よりも明らかに脅威となる 能力で
プレイヤーに大きな印象を残し…といきたいところだが、カオスルートではむしろ、その後クリアイベントで登場 するル
シファーの方が衝撃度が高いためにミカエルは忘れ去られ、攻略本にはラスボスであるにもかかわらず「合体で作 れ
る」などと書かれてしまう始末(デマだったようだが)。
 続いての真Uでは、中盤の山場で登場…するも、むしろミカエル戦直後の連戦で登場するボスの方が衝撃度が高
く(このイベントのおかげで、ラスボス登場時の衝撃が薄れてしまうほど)、おまけに3連戦の中継ぎというポジ ションゆ
えに、イベント全体ならともかくミカエル個人としてはやはり印象には残らない扱いなのであった。
 それでもまあ、イベントで登場できた内が華というもので。その後のシリーズでは、大天使の最高ランク悪魔と して
いるだけか存在自体無いという可哀想な扱い。まあ、超大物だけに、気軽にイベントで使用することが出来ないと いう
使い難さがあるのかもしれませんね(ヴィシュヌなんて、真Tの都庁イベントしかないし)。魔神転生の方ではそ こそこ
活躍できているのが救いか。魔神Uの最強ユニットだし。

 フィギュアは真T以降の基本デザインをディティールアップしたような印象。ちょっと筋肉質になりすぎている ような
感じは受けるけど、出来はなかなか良い。ただ、顔の塗装がなんだかいまいち、造形もちょいと好みの分かれる形 に
なっているので、この辺りは微妙といえば微妙かもしれません。羽などがあるから仕方ないとはいえ、他と比べて 小
さめなのもそういった気分を上昇させてるのかも。



 

ライバルと…というのが普通なんだけど、メガテンシリーズではこの御二方って全然イベントで絡んだりしなかっ たり。
メガテンではルシファーが持ち上げられすぎてるような印象があるので、対して扱いしょんぼりなミカエルがライ バル
では釣り合いが取れなくなっちゃったのかも。
魔神では普通にライバルっぽい扱いだったのでちょっとうれしかったけど。

 
 これが私の造物主様。

後ろのは私が高校時代に粘土で作ったものを引っ張り出してきただけなので、造形がどうしたとか塗装がどうだと か
いった言葉とはすでに別次元の存在。うーん、塗装がもうちょっと丁寧ならそれっぽくなったかなあ?
とりあえず、「こんな罰当たりなフィギュア作るのは私だけじゃないか」というような冗談で作ったものなので、 そのうち
ワンコインシリーズでラインナップされるまでの繋ぎということにしておきます…て、いくらなんでもこれは出な いか。





 



  ・クー・フーリン
 

      

 アルスター神話群と呼ばれる物語に登場するアイルランドの伝説の英雄。一撃必殺の魔法の槍ゲイボルグを手
に、戦場を駆け巡り、数多の敵を打ち倒したという。
その後、ふとしたことから自らのゲイボルグに胸を貫かれてしまい絶命。だが、その魂は彼を愛した妖精バイブ・ カハ
のモリアンによって妖精の国へと導かれ、クーフーリン自身も妖精の騎士となったのだという(そのために、真T では
彼は幻魔ではなく妖精とされている)。
シリーズ初期より、とにかく「美形キャラ」として人気が高かった御方。能力的にも、どの作品でもレベル以上の かなり
の強キャラとして設定されており、どの作品の攻略本を見ても必ず「そろそろクーフーリンが作れるレベルに達す るだ
ろうから、必ずパーティーに加えておこう」というような文章が載っているぐらいである。
そんなこんなでイベントでの登場は一度も無いにもかかわらず、全悪魔の中でもトップクラスの人気を誇る彼、 フィギ
ュアとしては真Vのトレーディングカードゲームのスターターに付属してきたものに続いての発売となりますな。

今回のフィギュアは、手にしたゲイボルグがゲルググっぽくなっていることからデビルサマナー以降のデザインの 立体
化だということがわかりますね。このビームゲイボルグ、なんだか凄く折れやすいので注意が必要です。私が不器 用
なだけかもしれませんが。
しかし、今回のフィギュア並べると、この人だけやたらと背が高い…しゃがんでいるだけで、ヴァルナもこれぐら いのサ
イズになっているんだけど(ボリューム的にはそんなにたいしたことはないし)、それにしてもちょっと変に目立 ちすぎな
ような。大きいのはうれしいので、他のももうちょっとボリュームアップしてくれるとかすればいいのだが(無茶 言うな
よ)。




    英国系サーヴァント対決・ランサーVSセイバー!…ごめんなさい。









 ・ガネーシャ
   

          

ヒンドゥー神話における幸運と知恵の神。現在ではさらに商売をつかさどるという性質も加えられ、インド中で非 常に
高い人気を誇る神格となった。
ヒンドゥー神話の最高神の一柱であるシヴァ神の息子であり、その象さんな頭部もシヴァ神の行いに由来するもの で
ある。
ある時、母親(つまり、シヴァの妃である)パールヴァティが入浴するので、見張り番を頼まれたガネーシャ(こ の頃は普
通の顔)。そこへパールヴァティに会いにシヴァが訪れるが、真面目なガネーシャは「父ちゃんといえどもここは 通せ
ん」と突っぱねる。
すると、虫の居所が悪かったシヴァさんは、こともあろうに勢いでガネーシャの首を切り落としてしまった。
パールヴァティはこれをひどく悲しみ、シヴァもストレス解消でさっぱりしたと同時に「さすがにちょっと悪いこ としちゃっ
たかなあ」と後悔して、仕方なくそこを通りかかった象の首を切り落として、代わりにくっつけたのであった。お いお
い、そんなん出来るなら普通に元通りにしてやれよう、という感じであるが、なんとも大らかで好きな話である。 ちなみ
に、腹が太いのは元からだそうな。美形カップルの子供なのに…
さて、そんなガネーシャはメガテンシリーズではひたすら地味。いつもいることにはいるが、父親のように突出し まくっ
ているわけでも特に弱いわけでもない。ただただ「あ、ガネーシャ出てきたからもう中盤かあ」というような存在 であ
る。

フィギュアも、今回のラインナップの中ではそんな感じの存在感を放っている。出来はすこぶるいいのだが…
なお、これは牙が両方ともあるから真Tもしくは真Vのデザイン。








 ・リリム
 

 アダムの最初の妻にしてルシファーの娘・妻などともされている夜魔の女王リリスの子供たち。母親以上に好色 な
性格の持ち主であるとされ、多くの聖職者たちを悩ませたという…いつも思うのだが、これって自分の煩悩を悪魔 と
かに擬人化してそのせいなんだと正当化しているだけで、実際やってることはどんなもんだろうとなんでも萌え キャラ
化させているオタと変わらんような気がするんだが。まあ、信心の道も大変なんだろうから、この辺にしておくけ ど。
メガテンシリーズにおいては、その性質とは裏腹なロリっぽい容姿からか、超大物扱いな母親以上の人気(ただ し、
真Tは除く)を誇っていたりするリリムたん。とらのあなのピクシー、ワンコイン第1弾のネコマタに続くメガテ ンマスコッ
ト系女性悪魔セレクトとしては王道ともいえます。

 フィギュアもなにやら怪しげかつロリ色っぽい雰囲気がよく出ています。塗装もなかなか良い感じ。欲を言えば 前髪
も別パーツにしてほしかったかな。







 
 ・ヴァルナ
  

                  
インドの水の神。ヒンドゥー教確立以前のヴェーダ時代における主神の一つであり、リタ(天則)とヴラタ(掟) を護持し人
間界、自然界双方の秩序を維持しており、時には裁きを下す司法の神としての一面も持った存在であった。なお、 こ
の頃は天の神であり(ヴァルナは青空の意味である)水の神、川の神とされるようになるのは仏教へと取り入れら れ
水天になった時であるという…のがヴァルナ神なのだが、これは「デジタルデビルサーガ・アバタール・チュー ナー」
版。私はこれをやっていないのでよくわからないのである。確か、この作品では主人公たちが食ったかなんかして 悪
魔に変身して戦う、という設定だったはずで、多分パッケージにも描かれているヴァルナは主人公のデフォの変身 体
かなにかなんだろう。普通に1悪魔としてヴァルナが登場するということもあるのかもしれないが。

そんなわけで、フィギュアは私的にはちょっと微妙。ただのヴァルナ神のフィギュアというにはデザインがスタ n…ペル
ソナ入りすぎているような感じがあるし。でも、アバチュ好きな人には嬉しいアイテムになるかな?









          ・ベルゼブブ
         

 蠅の王。カナン、フェニキアの神バアル・ゼブルがユダヤ教徒によってバアル・ゼブブという悪魔にされ(これ は要
は、小学生がいじめられっこの名前をちょっと変えて下品なあだ名を付けているのだと思うと良い)それがさらに 集合さ
れていったことによって、由緒正しい魔王の中の魔王・ベルゼブブ様が完成するに相成った。現在ではルシファー もし
くはサタンに次ぐ地位という立場がすっかり定着しているけれど、中世などではむしろベルゼブブの方が地獄の君 主
であるとされていた事の方が多かったりもする。
メガテンシリーズでは、何故か常に「ストーリーの都合上もゲームのクリア条件的にも無視して戦わなくて良い隠 しイ
ベント系の敵」というポジションを与えられており、真Tでは最終ダンジョンをわざわざ抜け出て会いに行かなけ れば
会えないし、真Uでもルシファーの居城の、別に向かわなくてもいい所に行かなければいけないし、ソウルハッ カーズ
や真Vマニアクスでは難易度の高いエクストラダンジョンの大ボス、と変わった特別扱いがされている。まともに イベ
ントで戦うことになるのはU(これも回避することが出来るが…)や魔神Uくらいか。とりあえず、いつもシヴァ やミカエ
ルを越える超高レベル悪魔として君臨しているので、不遇ではないが。

フィギュアの方は、真Uやソウルハッカーズ、マニアクス等で見ることの出来る真の姿(戦闘形態?)である巨大 な蠅
の姿で立体化。ああ、青い色したデブのほうじゃなくて良かった。
ちなみに、フィギュアは見ての通り上半身だけで、まるで召喚されている途中であるかのような台座がついている の
ですが・・・







    ・シークレット・ザントマン&下半身パーツ
     

 ドイツの民間伝承に現れる眠りの妖精。
夜、きちんと眠らない子供の所に訪れ、持っている砂袋の中に入っている砂を子供の目にぶつけて、その目を潰し て
しまうのだという。
要するに、子供に早く寝ろ!としつけるために親が用いる脅し文句なのである。同様の伝承はヨーロッパはもとよ り、
世界中に存在する。何処の国でも子育てには苦労するという事であろう。
で、なんでそんな小物悪魔がわざわざラインナップされているのかというと、これはもう、こいつが悪魔絵師こと 金子
一馬のほとんど自画像代わりのような存在だからであろう(笑)。
      
       
 で、ザントマン自体は小さくて、メインはむしろ、一緒に入っているこのパーツの方。
オマケなザントマンの出来が妙に良いのがちょっと気になるが、それでは早速…













     ・ベルゼブブ完全体
    
 
 いや、素晴らしい。そりゃあ確かに蠅王の下半身だけ出たら私も嫌な気分になるだろうが、こうして完成形にし たら
そんな、ラインナップを見た瞬間に思いつくような不安などどうでも良くなってくる。ああ、これが普通に手に入 るような
時代がとうとう来てくれたのか、という位の嬉しさである。不満点というと、2つ分のボリュームがあるとはい え、高さ、
大きさがちょっと抑え目な所ぐらい。
 ああ、ルシファーの時も言ったけど、これを3倍くらい(値段もそれぐらいで何とか…)に拡大したPVC完成 品出してく
れないかなあ。何人ぐらいの人が買うのかはわからないけど。


         
          
 虎模様やサタンガンダムが持っていた杖のお下がりもきちんと再現されています。


   

   パール表現が、荘厳かつ不浄でとにかく圧倒的なベルゼブブの存在感を際立てさせています。


        

羽はきちんと、元ネタの地獄の辞典版にあるドクロマーク付。別にフォッカーが乗っているわけではない。



    
 結局、メガテンシリーズではこの二人って仲が良いのか、悪いのか。
真Tではルイ様はベルゼブブを捨て駒扱いしていたのに、かと思えば真Uでは一緒のお城に住んでいるし(部屋の
場所が全然違うのがあれだが)、ソウルハッカーズのエクストラダンジョンではルシファーの側近である(?)リ リスやル
キフグスと一緒だし(マーラはどうなんだ、という話になるが)。
 元の神話におけるベルゼブブ系の先祖であるバアルと、ルシファーの先祖であるアッタルの確執を考えると、仲 は
良くないのが普通のような気もするけど。
 一般的にこいつらが仲良くなるようになったのは、やっぱりミルトンの「失楽園」の影響かな?








とにかくベルゼブブ完全体が素晴らしい。ここ数年のクリーチャーor神話系フィギュアの中では一番気に入った かも。
次の第3弾はメタトロンとかがいるそうなんで、これも逃せそうにない。本当、良い時代になったもんである。

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