■デッドプール
 


 








 材料
 ・映画版スパイダーマン2のスーパーポーザブルスパイダーマン(トイビズ)
 ・マーベルレジェンド・エレクトラの武器一そろい(トイビズ)

 ・映画版スポーンの素顔版の頭部とスポーンの銃×2(マクファーレントイズ)
 ・映画版スポーンのジェイソン・ウィンのライフル(上に同じ)
 ・TOYTRIBEのウルフウッドの拳銃(海洋堂)
 ・エポパテ
 ・ポリパテ
 ・アルテコ
 ・プラ板、余ったプラランナー
 ・マーベルレジェンド・セントリー(トイビズ)と仮面ライダーアギト3怪人フィギュアセット(バンダイ)の余った軟質パーツ
 
 以下、直接使ってないけど、複製して使ったもの
 ・原作版スパイダーマンのアクションフィギュアの頭部(トイビズ)
 ・マーベルレジェンド・ケーブル(トイビズ)
 ・スポーンシリーズ12のスポーンW(マクファーレントイズ)
 ・DCUCのデスストローク(マテル)
 ・レジェンダリーヒーローズのジャッジドレッド(マーベルトイズ)




   
余所様からの借り物要素だけで生み出されながらも、その活躍の中で形成されていった「多重人格でいつも見えない別の自分と喋る」「自分をコ ミックのキャラだと認識している素振りがある」「というか狂っている」「出てくると話も狂っていく」などなどの奇跡的なまでに悪い冗談としか思えないオリ ジナリティにまみれたキャラクター性(と、あとなんだかんだ言ってもデザインの格好良さ)から、いつの間にやらマーベルユニバースでも屈指の人気キャラク ターになってしまった男。
マーベル翻訳全盛期はほぼ無名の扱いながらその後のネット上での人気の過熱に加え、ゲームでの活躍や不安のつのる単独映画化などで、今後は日本での人気上 昇も間違いなし…なんだけど…「マーベルレジェンドのフィギュアがプレミアつきまくってクソ高い」という、アクションフィギュア好きには辛い問題点が存在 します(シリーズ最プレ値が定番)。つーか、私は現物見たことすらない。
幸い、ハズブロから3,5インチだけどかなり出来の良い物が出てるし、6インチの新作も発売予定だったりはするものの、現状では出来がどうなるかわからな いし…というわけで、出来る限りお金をかけずにトイビズ時代のマーベルレジェンド風のデッドプールを作ってみよう、と思い至る。
いわば、貧者のためのデッドプール。









   
基本はリサイクルショップで箱無し500円で売っていた映画版2のスーパーポーザブルスパイディ。このフィギュアを使用するだけで、なんと 本家マーベルレジェンドデッドプールよりも、可動箇所が12も増えます。さすがは6インチサイズ最多レベルの可動部が組み込まれたフィギュア。
 




       
ところがこのフィギュア、映画版スパイディのフィギュアだけに、当然ながら全身にあのモールドが刻み込まれています。モールドが入っていな い箇所が無いくらいです。もちろん、これは本来ならとてもいいことなのですが、可動素体にする時には厄介な壁になってしまいます。
まあ、これはどうしようもないので、ただひたすらにパテで埋めていきます。基本はあんま使ってないポリパテで、形状的に難しそうな所はエポパテ、仕上げと かはアルテコや瞬間接着剤を使って埋めていきます。






       
さらにさらに、プロポーションももっとデッドプールっぽくするために、少々独特の形状をしている胴体部分はエポパテを盛って形状自体を変え てしまいます。
首がヒョコっと飛び出ているように見えるので、MLのキャップあたりを参考にして肩を盛り上げてやり、結構薄めだった大胸筋はそれなりにたくましく、さら に元のモールドのおかげで、埋めただけでは筋肉が浮き出た形状にならない腋と腹筋にパテを盛り、適当に形を整えていきます。







     
ベルトやふともものポーチの山は、マーベルレジェンドのケーブルのベルト部分を、100円均一で買った「おゆまる」で型取りし、そのおゆま るで出来た型にエポパテを詰め込んで、雑に複製します。本当はレジンとかの方がいいんでしょうけど。
ベルトは腰の上にまず余っていたマーベルレジェンドのセントリーのベルトパーツを切って、程よい小ささにしてから、その上にポーチを貼り付けてます。ふと もものはエポパテで側面にある大き目のポーチを作って、そこに周回させるようにポーチを貼り付けていきます。
さらに、ベルトのバックルやふともものベルト部分、手足のなんかまるい奴とかをエポパテで作ります。











 
頭部は、うちのサイトでよく出てくる、モールドが一切無いスパイダーマンのアクションフィギュアの余っている頭部をポーチと同じようにおゆ まる→エポパテで複製。エポパテに置き換えてしまうことで形状の変更等がしやすくなります。
とりあえず、複製しきれなかった後頭部を造形し、目やあご、鼻、耳の起伏をデザインナイフで切り出したりアルテコや瞬間接着剤で作り、デッドプールな顔に していきます。
パンダな目の周りは、原作やマーベルレジェンドに比べると小さくなっちゃったかも。







   
物凄く良く動くということは、それだけ擦り合うパーツが多いということでもあって、出来る限り塗装がはがれない様に尽力します。
特に、肩や股関節といったもっとも負荷のかかる部分には本体とは違う素材のパーツが用いられており、これがまた塗装がすぐに剥がれる素材だったりします。
故に、こういう素体改造は作りたいものと似た色の素体を使うのが鉄則です。今回の映画版スパイディ→デッドプールはそこそこ色が似ているのでその点ではま あ及第点なんですけども、それでもやっぱり無理は出てくるもので、絶対に剥がれない塗装は無理っぽいです。





         
このように、手首の変なパーツがなければ腕組も余裕なんですが、それを余裕せしめている3重になった胴体側肩の複合可動パーツなんか、とて もタイトに出来ているので干渉しまくります。こういうとこはもう、出来る限り削るとかして干渉しないように努力した後、色を塗ったその上に瞬間接着剤を満 遍なく塗ってコーティングしてみます。これでちょっとは強度があがる…はず。





    
90年代名物M字ジャンプ







    
ベルトが結構干渉するので、胴体の回転は最低限の範囲といった所。胸部下の回転もあまり動かないけど、二つをあわせればとらせたいポーズは とれるはず。






    
今回もスタンドはフィグマのものを使っています







     
ついでに素顔も製作。もう、見たらすぐにわかるアンマスクドスポーンぶり。









     
一応、口を削って表情を笑顔にしたり、元は無かった耳を作り足したりはしていますが、まあ、ほぼそのまんま。










 
 そして、装備品。






  
というわけで、バックパックを背負って武装してみる。









     
バックパックは骨組みをエポパテやプラ板で作り、そこにポーチやら武器をマウントする部分などを設置していく。
ポーチはベルトと同じくケーブルのポーチを複製したもの。手榴弾はスポーンWから複製したものを使用しています。




    
基本はMLのデッドプールを真似しながら、悪乗りで色々追加してみた。
   
後ろから見るとなんか凄いことに。




 
   
肩の可動範囲がほんの少しだけ狭まるものの、この状態でも多くて広い可動範囲は健在。





 
無装備状態と同等に動かせます。







 
 
あぐらもかけます。







 
かわいいポーズもとれます。









  
ここからは武器を紹介。まずは背部から抜刀して





 
忍者刀。マーベルレジェンドのエレクトラのものをそのまま使用しているので、MLデッドプールのものとはちょっと違うけど、まあこれでもア リかなと。





 
二刀流。エレクトラの忍者刀があるということは…







  
当然、サイの方もあります。これらエレクトラのお下がり装備はむしろ背部の十字型の鞘の方が「デッドプールな記号」を成立させるのに役立っ てくれていたりします。尚、形状が結構違うので、エレクトラの鞘は一回バラして組み替え、デッドプールっぽくなるように再組み立てしています。










MLデッドプールと違い、指が親指以外の4本が全て独立して可動するので、薄い忍者刀とサイは、指の間に挟んで「イッツァパーリー」させる ことも出来ます。
ちなみに、パーリーさせると当然ながら指パーツを痛め、塗装が剥げます。








 
しかし、忍者刀二刀流にサイとくれば、あとはヌンチャクと適当な棒を持たせるだけで「一人亀忍者状態」になれますね。
…追加してみようかな。








    
続いては変な銃2丁。
前にも書いたけど、私は映画版レギュラースポーンについてくる変なでかい銃が好きです。でも、あのマシンガン(なのか)はこのデップーには持たせられそう に無かったので、あんまり好きじゃなかった小さい方の変な銃を活用することにします。





   
この銃、なんか形が嫌だなあと思っていたのですが、どうもその理由は後部の変な四角い部分と、スポーンに持たせるための不自然なグリップの 形状にあったらしく、そこを切り落とすとかなりスッキリしました。
その代わりに新しくシンプルなグリップを作って追加してやります。このフィギュア、やはり古いのと可動部の多さが原因で保持力はあまり強くなく、可動指は その代表とも言える部分です。そこで、あえて指パーツを無理に強化したりといった手段はとらずに、武器側に指パーツがしっくりハマる部分を作ってあげるこ とで結構な保持を得ることに成功しました。
この方法もずっと昔に映画版スポーンのデカい銃に教えてもらったものです。ありがとうデカい銃。






    
M字ジャンプしながら銃で敵を襲撃するのは90年代の様式美です。






 
元は銀一色だったので、今回はDCUCデスストロークの銃なんかを参考に黒と銀で塗り分けてみました。





 
   
一応、基本的な装備ということになるんでしょうか、これ。










 
二丁拳銃。これはウルフウッド(リボじゃなくて、古い方)のをそのまんま使用します。
でも、一丁しか見つからなかったので、しょうがないからこれもおゆまる型→エポパテでもう一個製作。
そのままでは片面しか作れなかったので、両面分2つを作り、それを薄く切り出してくっ付けて一個にしています。






   
こちらも可動指と相性がよく、なかなか保持しやすいです。







なんか、コンボな回転撃ちっぽく。




 
      
ホルスターは塩ビパーツ(アギト3怪人セットのコブラロードのパーツ)を適当に切り出して切った貼ったして製作。余ったポーチ(これはス ポーンWから型取ったもの)も貼っ付けてみたり。
さらに、同じくコブラロードの余った塩ビパーツを使ってバックパック本体と接続。これでなんとなく通常のホルスターっぽい位置に。






   
ライフル。これはジェイソン・ウィンのものをそのまんま使用。




 
ただ、これもそのままじゃ持てないので、トリガーパーツっぽく塩ビパーツを追加して人差し指で保持できるようにしています。




 
続いて紹介する、デスストロークの拳銃とセットで持たせてみる。









   
このスレイドさんの銃もおゆまる複製なんですが、あまり上手く抜けず、一言で言うと泥です。
まあ、枯れ木も山の賑わいというか。








    
メリケンサック。本体はやはり余った塩ビとエポパテで製作し、トゲトゲはプラモのランナーを鉛筆削りで削って円錐状にしてくっ付けて製作。
唯一の全自作武器。





  
トゲトゲしているので、殴ったら痛いです。





   
ナイフ。これはジャッジ・ドレッドのものを複製。結構雑なんで、ちゃんと穴とかをパテとかで埋めてやるべきだったなあ。





 
 
これにて全装備紹介終了。











数年前、「MLが手に入らないならこれで我慢するか…」と思って作ったスポーンWリペのデッドプールと。これはこれで好きだけど、まあ、動 かないし…
しかし、今回の改造においても手榴弾やポーチの型取りに役立ってくれました。敢えて重複させなかったけど、こいつについてくる変な銃たちを持たせても楽し いかもしれない。








長らく、コンビでタイトル持っていたケーブルと(銃はトイビズ末期のX−MENシリーズのエンジェルのもの)。
こうしてみると、このデッドプールはまだまだポーチ分が足りない気がしてくるのが怖いですね。







元ネタ(主にデザインと饒舌な所)の一人と。
仲良くやろうぜ。






元ネタのもう一人(デザインと設定と名前と本名とか)なスレイドさんと。
仲良くやろうぜ。










最後に、全装備を俯瞰してみてみる。
元のMLデッドプールも装備品が多いので、せっかく作るんならともっと多くしてみた。
変なのもあるけど、そこがまたデッドプールらしさ…ということで…駄目か。
尚、右手に握っているのは余った手榴弾に色を塗ってみたもの。持たせる以外に装備させられないので紹介は省略しました。



―というわけで、いかにお金をかけないでデッドプールを作るか、を実践してみましたが、いかんせん、素体の映画版スーパーポーザブルスパイディ、ポーチ元 のMLケーブル、デッドプールには欠かせない武器の提供元のMLエレクトラ等が手に入りにくそうなので、あまり参考にならないような気がしてきました。
一応、今回のためにかかった金額を合計すると、映画版スパイディ(500円)、買い足した映画版スポーン(100円)、買い足したエポパテ(780円)で 1380円でした…他のものはうちにあるものを使ったので、とても安く済みましたが…やっぱこれ、参考になりませんね。素体さえ、映画版スパイディに限ら ず、それっぽいものを手に入れられれば、ポーチとか武器をなんとかすればなんとかなりそうですが(上手い人ならそういうパーツは普通に自作出来そうです し)。













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